金融システムエンジニア5つのやりがい・魅力とは?実際の勤務経験者が解説
金融系のシステムエンジニア(SE)への就職や転職をお考えですか?
SEの中でも人気の高い職種である金融SEについて、この記事では実際に金融SEとして働いた著者がこんなことを解説します。
- 金融SEのやりがい
- 達成感を味わえるとき
- 転職時の優位性
- 他のIT職と比べた視点での福利厚生・勤務体系・給与
働いたことがないひとでもわかるように、わかりやすくご紹介します。
働いてわかった!金融SEの5つのやりがい
金融SEには5つのやりがいがあります。
- マネジメント能力がつきスキルアップできる
- 社会的に重要なシステムの構築に携われる
- 自分で作ったシステムを使うときがある
- 客観的に能力が評価されやすい
- 労働環境がよくモチベが高まる
SEとしての腕を磨ける(マネジメント能力・スキルアップ)
金融SEの最大のやりがいはSEとしての腕を磨けることです。
金融SEはシステム開発工程のなかでも管理(マネジメント)を主に担当します。役割でいうとプロジェクトマネージャー(PM)の仕事です。
金融SEは技術力だけでなく、人をマネージする力が養える
金融SEはベンダー(業務委託会社)を管理する立場であるからこそ、予算管理、タスク管理、課題管理、リスク管理などの能力を磨けます。
また、ベンダーを管理する立場なので人を管理する能力を磨くことができ、技術力だけでなく管理能力を持ったSEになれるのです。
ミッションクリティカルなシステムを構築できる
金融SEが担当するシステムは銀行の基幹系システムをはじめ、システムが停止すると社会に大きな混乱をきたす性質があります。よって、そこから得られるやりがいは非常に大きいです。
しかし、配属によっては周辺系や情報系のシステム(基幹系ほどミッションクリティカルではないシステム)を担当することもあります。
金融SEになることで通常のWeb系や汎用系を担当するSEでは体験できない大規模かつミッションクリティカルなプロジェクトに関わることができるのです。
自ら構築したシステムを日常で使うとき
金融SEはATMなどの顧客向けのシステムも構築する機会があるので、日常生活で自らが使うことがあります。
自分自身で構築したシステムが動くことを体感し、実際に触れることでやりがいを感じられます。
ただ、保険系のシステムは日常的に使うことがないので、このやりがいは感じにくいかもしれません。
転職時に培った能力が評価されるとき
システム開発工程を想像するとプログラミングが思い浮かびますが、金融SEはプログラミングを実際にすることは少なくプロジェクトの管理などのプロジェクトマネージャー業が中心です。そのため、転職時は管理能力を評価されることが多いです。
また、最近は異業種から金融に参入する企業が多いことを背景に、このような企業では即戦力として活躍できます。さらに、ミッションクリティカルな基幹システムの構築を管理・経験しているため転職先では大規模システムの管理を任せられることが多いでしょう。
労働環境がいいところで働ける
金融系の会社は福利厚生が充実しており、法令遵守の意識が強いことからわかるとおり、他のSIerやSES等のIT会社と比べて労働環境が整備されています。
よって、金融SEに関しては残業なども少なく定時通りに帰れることも多々あります。
残業も少なく、給与も他のIT職と比べて高い傾向
また、昨今は長時間労働による過労死が表層化していることからも、昔に比べて労働環境は良好。
さらに、金融SEのよい特徴として年収が高いこともあげられます。金融SEは行員と同じ給与体系になるので30代で1000万円に乗ることもメガバンクでは珍しくありません。
このように、比較的良好な労働環境で高待遇なのでモチベーションが高まり、やりがいに繋がります。
まとめ
金融SEとして感じられるやりがいは様々なものがあります。
また、やりがいのほとんどは金融SEでしか経験することができないものです。金融SEは“SE”としての腕も磨けるのでとてもおすすめな職種です。