【イベントレポート】日経 地方創生フォーラムに参加し、地域創生の未来を考える

4/26(水)日経 地方創生フォーラムに参加し、現地で聴講させて頂きました。

B.Leagueがどのようにして地方創生に関わってきたかなど興味深い内容です。弊社としても、今後どのような貢献ができるのかを考えながら聞いてきました。

目次

現B.leagueチェアマンと第5代J.Leagueチェアマンからのお話

まずは、現B.LEAGUEのチェアマンである島田 慎二さんJリーグ第5代チェアマンの村井 満さんからお話がありました。

B.leagueのビジョン・ミッション

B.Leagueの3つの使命
  • 世界に通用する選手の輩出
  • エンターテイメント性の追及
  • 夢のアリーナの実現

現在では、「世界に通用する選手」という点では、八村塁選手がNBAのロサンゼルス・レイカーズにいますね。また、「3つの使命」の他二つについては、2021年3月に沖縄県に1万人収容の「沖縄アリーナ」が完成。

バスケが好きなお客様だけでなく、付き添いで来たその家族も楽しめるハーフタイムショーなどエンターテイメント性の追求や夢のアリーナを実現している。

こうして、しっかりと使命を有言実行していることについては尊敬の念を抱きます。

他リーグの面白い取り組み

第5代J.Leagueチェアマンの村井さんからは、川崎フロンターレの面白い取り組みについてもお聞きしました。

その一つに川崎市と共同で取り組んでいる「就労体験」があります。これは、川崎フロンターレのホームゲームの後に、何らかの理由で働けていない方を集めて(心に傷を負って働けていない方等)スタジアムを清掃する90分の就労体験を実施。なんと参加者の10人に1人が正社員として雇用され、社会復帰するきっかけになっているそうです。

地域ロイヤルティの醸成

また、なぜスポーツが地域ロイヤルティの醸成と相性が良いのかシンプルですが納得する内容です。

大谷翔平が打つと日本人として嬉しくなってそれだけで大いに盛り上がる。そんな様子をテレビ番組がよく取り上げてます。この原理と一緒で、その地域に属したチームが試合に勝つことで街を元気にする。

本当の意味でスポーツチームがやるべき地方創生の取り組みは、シンプルに試合に勝つことだそうです。

茨城ロボッツの取り組み

水戸ど真ん中再生プロジェクト

水戸ど真ん中再生プロジェクトは、ざっくりお伝えすると茨城・水戸を元気にするというコンセプトを元にグロービスが主体となって様々な活動をするプロジェクトです。

近年では、47都道府県で唯一県域テレビ局や県域FMもないという現実に対して、茨城放送の株式45.12%を獲得し地域メディアの改革に乗り出しています。テレビ局やラジオを作るのではなく、時代に即した音声メディアや動画メディアを積極的に活用していることが新しい取り組みです。

茨城ロボッツの存在

2021年5月、B1に昇格した茨城ロボッツというバスケットボールチームにもとても面白いストーリーがありました。

通常のプロセスからすると、スポーツチームが発足して、どう地域貢献(創生)に取り組んでいくのかを考える流れが一般的だと思います。しかし、このケースは逆です。地域創生を先に考えた上で、スポーツチームが必要と考え、この茨城ロボッツが生まれたそうです。

現在

グロービスは、一度筑波ロボッツというチームを作り、1年で経営破綻するなどトライ&エラーを重ね、現在の人気チーム茨城ロボッツを創ってきました。

なんと5年前までは、売上高、成績、観客動員ともにリーグ最下位だったそうです。

しかし、そこからスタッフ・選手の満足度向上に努め、ロボッツ専用アリーナを完成させるなど努力を積み重ね2021年5月15日、16日についにバスケットチーム・茨城ロボッツがB1昇格しました。

沖縄バスケットボールの取り組み

Okinawa Arena

沖縄にエンターテインメントとプロスポーツ観戦を融合させた新しい施設ができました。それが沖縄アリーナです。FIBAバスケットボールワールドカップ2023の試合会場としても決定しています。

2022年の観客動員数は2位の川崎を大きく離し堂々の1位を獲得。大型ビジョンやスイートルームが設置されており、従来の国内にはなかったような観戦体験に興味を持ったファンが多く訪れているそうです。

琉球キングスの地方創生への取り組み

琉球キングスは、沖縄アリーナを持つことでバスケが好きで来場するお客様だけでなく、そのお連れのバスケが興味ない方でも楽しむことができるエンターテインメント性を持っています。

そしてそんなエンターテインメントを体験してもらうために、新たな取り組みとしてひとり親のご家庭さまをホームゲームに招待する活動を行っているそうです。この取組みで沖縄に住む方々を増やすことと子どもに大きな将来を持ってほしいという意図があります。

現在

今では、ホームゲームで8000人入るアリーナを満員にできている強豪チームです。2022〜2023シーズンの西地区優勝。更に、チャンピオンシップでも決勝に進んでいます!

地方創生フォーラムで感じたこと

スポーツの歴史って面白い

講演を聴いている最中も、講演が終わってチームを調べている時も、スポーツの歴史を知ることがとても面白いです。

様々な企業やその地域の人が関わって色んなドラマがあって現在のチームがあると分かりました。その中でも、茨城ロボッツの歴史が個人的にとても面白いので是非みなさん見てみて下さい。

シンプルに人助けから始める事業

事業として、地方創生に取り組むことはまだなかなかアイディアもなく難しい。それでも、川崎の就労支援のように、純粋に困っている人を助けたいという思いから事業を考える。そしてそれからどのように資金を補うか考えることはとても良いなと感じました。

今後のGiving Firstで地方に貢献できること

Giving Firstで出来ること…何があるかなと考えました。まだまだ設立したばかり、今回挙げたような大きいことはできません。なので小さいことですが、オフィス周辺のゴミ拾いから始めることにしました。

実際に、先日行ってきました。詳しくはこちらの記事をご確認下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

自分の事業と地方創生への掛け合わせを考えてみてください。また、是非B.Leagueに行ってみて下さい!僕も来シーズンに必ず一度は行きたいと思ってます!

無料で最新のAI・IT・マーケ情報をGET!

以下のフォームにご登録いただけると、ビジネスや日頃の生活をもっと便利に効率化する最新のAI・IT・マーケティング情報を無料でお受け取りいただけます。

不要であればかんたんに登録解除できますので、まずはお気軽にお試しください。



Shareいただけると喜びます!

この記事を書いた人

稲葉 俊太のアバター 稲葉 俊太 株式会社Giving First 取締役

会社員時代は、土日をTwitter運用に費やし独立。その後、WEB制作や広告運用などを学び、デジタルマーケティング領域において多くのお客様を支援。

最近は、ITツールを活用した業務効率化支援なども担当。
稲葉の詳しいプロフィールはこちら

目次